こんにちは。こま犬です。
先日、9年間貯めてきた国民年金保険料の追納をするということを決めました。
今回はその国民年金を追納するにあたった理由だったり、国民年金ってなんぞやというところを話していきます。
この記事の目次
そもそも国民年金保険料って何?
大半の方は、そもそも国民年金保険料ってなに?ていう理解だと思うので簡単に内容を記載しておきます。
国民年金の基本ルールは『日本国内に住んでいる20歳以上60歳未満の方で、厚生年金保険に加入していない方は、すべて国民年金の第1号または第3号被保険者となります。また、国民年金第1号被保険者は毎月、保険料を納めることが必要です。』とあります。
なので基本、成人された方皆さん加入義務があり、保険料を納める必要があります。
※ただ上記にあるように会社員になると厚生年金という別の保険に加入することになり、支払い義務はなくなります。
、、、えっ、はらわんきゃいけんの???これが正直、最初の頃の素直な気持ちではないでしょうか?(笑)
国民年金の保険料はいくら?
では、いったん、もやもやする気持ちを持ちながら、もう少し内容を見ていきましょう(笑)
国民年金第1号被保険者および任意加入被保険者の1カ月当たりの保険料は16,610円です(令和3年度)。
、、、高い。。これを20歳の大学生になった瞬間から強いるのは、、なかなか酷ですよねぇ!日本さん!!
まぁ、義務とされているのですが、
一応、年金機構さんもそこらへんの経済事情を考えてくれており、そのための制度、学生納付特例というものを用意してくれています。
学生納付特例ってなに??
これは20歳から国民年金保険料の支払い義務が発生しますが、今お金ないので支払い遅らせてください!!という制度で、最長、10年間支払期限を延長することができます。
詳しくはねんきんネットさんに乗っているので興味があれば見てみてください。
https://www3.idpass-net.nenkin.go.jp/
もし国民年金払わなかったらどうなるの??
正直、未納にすることもあり得ます。それに日本の平均納付金額を見ると学生期間は未納の方が多いことが数字から推測できそうです。
ただ個人的には払った方がいいかと思います。未納が長期間にわたると、日本年金機構から直接督促がきたり、財産調査や差し押さえをされることがあります。
10年に満たないと、将来、老齢基礎年金を受け取ることはできません。かりに保険料を数年間だけ納めたことがあっても、10年未満だと受給資格を得られず、老後の年金をまったく受け取れないのです。
遺族年金や障害年金を受け取れない
もうひとつ気をつけたいのが、「障害年金」と「遺族年金」です。公的年金には、老後に受け取る老齢年金以外にも、障がいを負ったときや亡くなったときにも年金が支給されるしくみがあるのです。
「障害年金」は、自分がケガや病気などが原因で「障害認定」を受けたとき、「遺族年金」は自分が死亡したときに遺族が受け取る年金です。これらの年金は、制度に加入して年金保険料を払っていれば、年齢にかかわらず対象になります。
しかし国民年金の保険料を納めていない、また払えない理由があっても所定の手続きを経ていないと、支給の対象になりません。老後の年金額が少なくなってしまうだけでなく、万が一の際に公的な保障を受けられないことも、未納の大きなリスクです。
経済的な理由でどうしても国民年金の保険料を払えない時は、免除や猶予という手続きをすることで、これらのリスクを抑えることができます。払えないからといってそのまま未納にするのではなく、これらの手続きを検討してみましょう。
付加保険料(国民年金のみ)
ちなみに国民年金には定額保険料のほかに月額400円の付加保険料を追加して納付することにより、将来の老齢基礎年金の額を増額できる制度があります。付加保険料の納付は、申出月からの開始となります。
これ細かい制度内容は割愛しますが、業態がフリーランス等で国民年金のみの方は追加で保険料払った方が絶対良きです。月々400円払ってすぐ元が取れます。。
こま犬の考える否定的な意見
ここまで制度に関してみたけれどやっぱりデメリットけっこうあるんじゃないということを考え、いくつかあげてみました。
・追納は小さくない出費
こま犬は20歳~22歳の国民年金保険料を学生特例により払っていませんでした。だいたい月々1万6千ちょいの保険料でその間の追納をしようとすると、、いくらになるか
自分のところに届いた請求書は55万ぐらいでした!!
うむ。。高い!!!
・年金制度の破綻リスク
これは正直、起こらないかなと。デメリットには書いてますが実際、こま犬的には年金制度が破綻するとは思っておりません。お金足らなくなったら、日本銀行券(お札)発行すれば最悪解決すると麻生さん言ってましたしね(笑)
ただし、次のようなインフレリスクは今後発生しうるところかなと思います。
・インフレリスク
これは最も今回国民年金を突っ込むのに悩んだ部分。今、現在の1万円の価値は30年後ほんとに1万の価値はあるのかというところですね。今、缶コーヒーやペットボトルを買う際、120円とか、160円といった値上げされている部分が増えてきているように感じませんか?
些細な10円単位の値上げですが、%でみると実は10%も値上げしているといったケースがざらではありません。ここ数年でそんな風に感じるのだから、30年後なんてマックのハンバーガ500円がデフォルトとかになっている可能性もあります。
そしたら、今1万円で100個買えるハンバーガ(100円換算)が、30年後には20個(500円換算)しか買えない。。そんな数字のマジックが年金で起きているかもしれないといった部分です。正直、年金額が物価上昇にあわせて跳ね上がるといったことは少ないかなと思うので、、非常に悩みどころです。
実際に未納って払った方がお得なの??
みなさんが一番気になる結局払った方がお得なの??というところ、やはり数字で計算した方がいいと思い、今回は年収500万で大学ストレート22歳から新社会人の例(学生特約例)で試算してみました。
今回はこま犬の事例55万円を未納額として試算します。
年金額を試算するのにいろいろ条件ありますが、今回は55万の未納を払うかどうか以外同条件にして試算してみました。
年収500万の人が未納ありで60歳まで働き続けたときの厚生年金月額
年収500万の人が未納なしで60歳まで働き続けたときの厚生年金月額
上記からわかるようにだいたい月5000円ぐらい65歳からもらえる金額変わってくるんですね。
月額5000円×12か月=6万円/年間
単純金額をみたら未納額が55万円なのでだいたい10年ぐらい生き残っていたら(年金がもらえたら)金額の元が取れそうですね!!
https://www3.idpass-net.nenkin.go.jp/
こま犬が追納するに至った理由
・社会保険料控除が適用できるから
国民年金保険料に突っ込むとその突っ込んだ分、社会保険料控除の金額に含むことができ、税金額を軽減することができます。ですので給与の低い20代前半ではなく、20代後半ごろの脂の乗り始めたタイミングで支払ってあげるのがベストかと思います。
ちなみに50万払ったからって50万税金やすくなるわけではないのであしからず(笑)
こま犬だと50万なので、10万ぐらい還付かな?
・キャッシュ支払いのめどが立っているから
50万円というお金は、働き始めの頃には中々な大金ですが、30代に近づいたサラリーマンですと、ボーナス1回で多く賄える金額です。このご時世、旅行もそんな行きませんし、今年の使い道は全額国民年金保険料に突っ込んどこうかなという感覚です。
・60歳以降に何にもしないでもらえるお金が増えるから(不労所得増)
60歳以上になった際、いつまで働けるのか正直ぜんぜんわかりません。ただ今の時点で拠出しておけば将来もらえるお金が毎月5000円増えると思うとちょっとうれしく思えませんか?
・保険的な活用目的
正直、下手な生命保険や老後資金の備えにお金を払うよりは確実に国民年金保険を払い込んだ方がお得です。
こま犬は1つの生命保険を除いて保険には加入していません。※その生命保険も、ほんとの保険という意味では活用していませんしね。。
今回は人生の保険として国民年金保険料に積んどこうと決断しました。
※ちなみにこま犬唯一加入している保険は以下の記事に書いています。
・インフレリスクには他の資産で備えることを検討している
正直インフレリスクに関しては、なんとも言えません。正直年金で対策できるものではないかなというのが個人的な結論です。もちろん将来デフレが発生し、お金のほうが価値が高くなるといった事も無き西もあらずですしね。(なさそう。。)
そういった部分は他の資産で補うのがいいかなと個人的には思います。(株式、不動産、金、などなど)
終わりに
この国民年金保険料の追納は払い込める期間が決まっています。学生特約は延納してから10年間まで有効です。(20歳から支払い義務が生じるので最初の追納できる期限は30歳までですね!)
もし支払ってない、知らんかったという方がいれば、ぜひ払うかどうか試算してみて検討してみてください。
個人的には一考する価値がある制度かなと思ってます!
おまけ
残念ながら、こま犬の2021年度の給与収入は2020年度と比較して50万円ほど落ちてしまいそう。。
国民年金保険料の追納は給料が高い年程、税負担が軽くなります。ですので今年度の支払いはやめにすることにしました。
こま犬さんは2021年度の冬のボーナスを使って、2022年にまとめて払おうかなという計画にします。
来年はもっと給料あがっているはず!!てか従順に働くのでお給料お心ぐわえをよろしくお願いいたします!!(笑)